【ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-】
ダイがアバンストラッシュクロスでバーンの左腕を切断した時、皆やけに驚いていましたが、それ自体は大した事ではないのでは?
本来なら魔族は体を再生できるのだから。なぜ皆あんなに驚いていたのでしょう?
マァムだって閃華裂光拳でバーンの左腕を消滅させた事がありますが。大体かすっただけであれ程の効果があるのだから、あの技なら顔面にでもまともにくらっていれば、マァムにだってバーンをも確実に倒せていたのでは?
でもやはり本作の全キャラクター最強の技はポップのメドローアでは?あれは決まればどんな相手でも確実にダメージを与えられる、と言うより確実に殺せる呪文ですから。ゲームで言えばどんな敵にでも100%通用するザキ系呪文といったところですよね。
でもこれらの技はほとんどの場合、相手に命中する事はなかったですよね。(形式的に言えばそれではストーリーがつまらなくなるからという事は分かりますが。)
驚いていたのは、バーンの腕を切断したこと、それ自体ではないでしょう。
では、ストラッシュクロスの威力に?それも違うでしょう。
驚いていたのは、バーンの左腕を切断することで、
無敵と言われたバーンの奥義「天地魔闘の構え」を、破ったことでしょう。
アバン・ラーハルト・ヒムの3人がかりですら軽くあしらわれた奥義を、
完璧に破ったわけですから。当然のことです。
マァムの閃華裂光拳は、以前かすった時、バーンの腕をフッ飛ばしてたので、
まともに当たりさえすれば、致命傷を与えられる可能性は、十分にあります。
メドローアにしても、確かに、当たりさえすれば、
バーンだろうがオリハルコンだろうが、確実に倒せる呪文です。
しかし、
・マホカンタやシャハルの鏡といった「呪文返し」に弱い
・魔法力の消費が異常に激しく、3発前後でカラになる
といった欠点があるので、多用はできない。
これらがまともに決まったのは、
マァムの場合は、超魔生物ザムザくらい。
ポップの場合は騎士シグマくらい。
・・・ですかね。
>補足
>竜闘気で受けたダメージだからすぐには回復できなかっただけ
そんなものは、関係ありません。元々、左腕を切断されるまでは、
バーンのダメージはほとんど無かったので。
剣を突き立てられてなかったら、すぐ再生してたでしょう。
漫画だから少し間があったけど、
本当は、左腕を切断してから、ダイがバーンの胸に剣を突き立てるまでは、
ほんの数秒のことでした。ストラッシュクロスから、すぐ動いたわけですから。
しかも、バーンは、自分の切断された腕に、一瞬気をとられていた。
だから、バーンが腕を再生させる前に、心臓の1つを貫かれ、
再生が不可能になった。
(つまり、ダイは、腕を再生されぬよう、ちゃんと行動していた)
真・バーンには心臓が3つあり、どういう仕組みか知らないけど、
そのうち1つを潰されると、腕の再生が不可能になるようです。
しかし、それも、無理もないこと。
天地魔闘の構えで敵を倒せなかったことも、構えを破られたことも、
バーンにとって初めてのこと。一瞬ボンヤリするのも、当然のことでした。
相手がダイ達でさえなければ、
構えで3奥義を放った後に全身が一瞬硬直する、なんて弱点、
誰も気付かなかったでしょうし。
(というより、気付く前に殺されていた)
あの状況においては、バーンが腕を再生できなかったのは、
当然のことだったと言っていいと思います。
また、仮に腕を再生できたとしても、
1度とはいえ、構えを破られたことに変わりは無いし、
バーンもショックを受けるでしょう。
みんなが驚いたのは大魔王バーンにはそれまでほとんどダメージを与えられずにいた状態から左腕を切断したことと天地魔闘の構えを破ったからだと思います。しかも、これで大魔王の必殺技の天地魔闘の構えができなくなったからです。本来なら魔族の傷はすぐに再生しますが、このダイのアバンストラッシュクロスは竜闘気を使った攻撃なのでしばらくの間回復できません。天地魔闘の構えはバーンの最強の技でバーンも「余がこの構えをとったら最期もはや何人たりとも崩せんっ!!!」とか「天地魔闘の構えは余の最大の奥義!くりだしたからには相手は確実にこの世を去る…!」とまで言うほどの技です。そして、アバン、ラーハルト、ヒムが3人がかりでもやぶれなっかった技です。それをポップとダイの二人だけでやぶったから驚いたんだと思います。
マァムの閃華裂光拳はバーンに当たれば、特に頭や胴体に当たれば致命的なダメージが与えられます。しかし、バーンにすぐに瞳にされているので不可能です。もしあの場面の技がダイのアバンストラッシュクロスでなくマァムの閃華裂光拳だったら、たぶんよけたり、フェニックスウィングではじき返したりされたと思います(あの場面でのダイのアバンストラッシュクロスはバーンにアバンストラッシュAだと思わせ油断させる効果を狙った可能性もある)。
メドローアは確かにうまく当たれば確実に倒せますが、下手すればバーンのフェニックスウィングやマホカンタではね返され消されます。バーンに当てれたとしても下手すれば近くにいる仲間や瞳も一緒に消してしまうかもしれません。そして、合成にも多少時間がかかります。最終決戦ではあまり問題にされませんでしたがメドローアは消費魔法力は莫大です。ある時点でメラゾーマを20発以上放てるポップがメドローアは2、3発で限界となっているのでメラゾーマの数倍~10倍以上の魔法力を消費します。
この場合はダイがバーンの腕を切断した後にダイの剣でバーンの心臓の一つを刺しています。それにより、バーンは腕が回復できなくなっています。
なので、バーンの心臓のどれか一つに刃物を刺しとけばバーンは腕を回復することができません。
アバンストラッシュクロス自体に驚いていたんですよ。
先に撃ったAタイプに追いつきBタイプを決める。それも動いている相手にビッタリ決めるのは至難の技。ヒュンケルだって無理と言っているのを、みごと決めてしまったダイのセンスに驚いていたんですよ。
あの話での最強は、間違い無くメドローア。決まれば100%バーンだろうが、冥王竜だろうが、竜魔人バランの竜闘気全開だろうが消滅でしょうね。ただあの呪文はオリハルコンの親衛騎団用でしょうし、反射呪文が弱点というやな弱点があるので、多用できないだけですね。
事実、バーンには簡単に呪文で反射されたし。
なんてタイムリー。ちょうど「ダイの大冒険」全巻を3日前に買ってきて、読み終わったばっかだぞ。
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